乙一の小説を映画化。
無理なんじゃないかなー、と思ったらやっぱり無理だった。基本的なプロットは原作と共通なんだけど、受ける印象は「ほとんど別物」と思った方が良いかも。目指す所が全然違う感じなので、原作好きな人は見ない方が無難。
コレはコレで巧く作れば悪くなかったと思うんだけど、感情表現に抑制が足らんというか、そのまんま役者に喋らせちゃってます的な部分が多くて、どうにも書き割りじみた感じが酷い。しかも映像的な綺麗さに欠けてる。ダメな日本映画的というか。岸辺一徳、佐野史郎が出ていたが、あんまり得る所無し…。
田中麗奈の演技は良かったので、まぁいいか、といったところ。
(5/10点)
横溝正史の小説を映画化。
Wikipedia によると、
映画が3本、テレビドラマが5作品公開されているんだって。おかげで「
犬神家の一族~配役比較」
(←注意! グロ画像あり!)なるサイトが出来る始末(笑)
で、映画本編は。
スケキヨ キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
いやー、小説読んでストーリー知ってるのに怖い怖い。推理小説って言うよりホラーのような。金田一さん、あんまり役に立ってないしね。 最新の映画なのに、昭和の映画のような画質で撮られているのが興味深かったです。
ちなみにATOKの変換第1候補は。
『犬が三毛の一族』
この誤変換もなかなか凄いが、google で検索すると「もしかして『犬神家の一族』?」と聞き返されるのも凄い。どういう仕組みになってるんだろう?
あと何回でも映画化して下さい(6/10点)
延々と人が死ぬだけの話です。
それ以外に作りようがありませんわな。
とにかく日本側は全滅しているので、栗林中将(ケンワタナベ)も、バロン西も、死に様が分からないところを創作で補っているわけですが、その辺はまぁ、ドラマティックになりすぎず、無味乾燥になりすぎず、戦争映画としては妥当なラインかと。
「父親たちの星条旗」に比べると、彩度の低いフィルムが印象的でした。
(7/10点)